ミシュラン、4シーズンタイヤ「クロスクライメート」にキャンピングカー向けを追加

仏タイヤ大手のミシュランは10日、オールシーズンタイヤ「クロスクライメート」のシリーズに、キャンピングカー用製品「クロスクライメート・キャンピング」を追加したと発表した。拡大を続けるキャンピングカー市場の需要を取り込むのが狙い。今月から欧州市場で発売している。

キャンピングカーは重たく、動かす時期も限られる。このため長期間稼働せずにいると、4つのタイヤに車体の重さが不均等にかかり、タイヤが変形する可能性がある。新製品はキャンピングカータイヤ向けのCP規格に準拠しており、通常よりも空気圧を高くできるほか、サイドウォールを頑丈にして耐性を高めることで当該問題に対処している。トレッドパターンには中央から左右に向かいV字に溝を切る「Vシェイプ」を採用し、雪上性能が向上した。幅広のブロックとの組み合わせにより路面の状況に関わりなく優れた操作性を実現している。

同タイヤはオールシーズンタイヤの規格である「スリーピークマウンテン・スノーフレークマーク(3PMSF)」に準拠している。

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