トヨタ自動車は5月30日、同社の欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(TME)が欧州自動車大手のステランティスとの小型商用車(LCV)における提携を強化すると発表した。これまでの小型、中型のLCVに加え、大型のLCVにも協力関係を拡大する。
具体的には、ステランティスがグリヴィツェ(ポーランド)とアテッサ(イタリア)で生産した大型LCVをTMEに供給する。TMEは当該モデルを2024年半ばから欧州で、トヨタブランドとして販売する。純粋な電気自動車のバージョンも用意する。
ステランティスとTMEは2012年から中型LCVの生産で協力しており、ステランティスはフランスのオルデン工場でトヨタ向けの中型LCVを生産している。
2019年にはコンパクトLCVにも協力を拡大した。ステランティスはスペインのビーゴ工場でトヨタ向けのコンパクトLCVを生産している。