トレイトン・グループ、ダイムラー・トラック、ボルボ・グループの欧州商用車大手3社は8日、欧州に大型商用車向けの充電網を整備・運営する合弁会社の最高経営責任者(CEO)にアーニャ・ファン・ニールセン氏が就任すると発表した。同氏は、欧州の電動車用充電インフラ大手の最高責任者(CEO)と監査役会長を務めた経歴を持ち、エネルギー・充電インフラの分野で豊富な経験を持つ。
3社は2021年12月に合弁会社を設立すると発表しており、これまで当局の認可を得る手続きなどの準備を進めてきた。年内にブランド名など詳細を発表する予定。
新合弁会社の本社はオランダのアムステルダムに置く。出資比率は3社が同率とし、合わせて5億ユーロを新合弁会社に投資する。新合弁は、「チャージポイントオペレーター(CPO)」として、大型トラックや旅行バスなどが利用できる充電ポイントを欧州の高速道路沿いや物流ハブなど、少なくとも1,700カ所に整備する計画。充電ポイントは、トラックのブランドに関係なく物流会社などが利用できるようにする。