蘭トムトム、道路交通情報の提供でインフラ・水管理省などと協力

オランダのデジタル地図サービス大手トムトムは4日、同国のインフラ・水管理省などと協力し、ドライバーに精度の高い道路交通情報を提供して交通安全を高める取り組みを進めると発表した。同省が進めるイニシアチブ「セーフティ・プライオリティ・サービス」の一環。トムトムの交通情報サービス機能「トムトム・トラフィックサービス」を強化し、ドライバーに近くの交通状況や、適用される速度制限などの情報を効果的に通知できるようにする。

同イニシアチブに協力するのはトムトムのほかに、王立オランダツーリスト連盟(ANWB)、ベルギーの交通情報サービス企業Be-Mobile、米交通情報プロバイダー大手のインリックス(Inrix)、韓国の現代自動車と起亜自動車。期間は3年を予定する。

トムトムは地図データをオランダの道路交通データベース(NDW)のデータと組み合わせることで、道路上の障害物や渋滞、道路工事、閉鎖や交通制限の箇所を具体的に提示する。通知はダッシュボードまたはナビゲーションサービスを通して行われるため、ドライバー自身が操作する必要はない。また、データは随時更新される。

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