2022/7/22

総合 – 自動車産業ニュース

欧州委、水素関連プロジェクト41件の公的支援を認可

この記事の要約

欧州連合(EU)の欧州委員会は15日、欧州共通関心の重要プロジェクト(「IPCEI」)の水素関連プログラム「Hy2Tech」を通して支援する41件のプロジェクトを認可したと発表した。これらのプロジェクトは、EU加盟15カ […]

欧州連合(EU)の欧州委員会は15日、欧州共通関心の重要プロジェクト(「IPCEI」)の水素関連プログラム「Hy2Tech」を通して支援する41件のプロジェクトを認可したと発表した。これらのプロジェクトは、EU加盟15カ国が申請したもので、最大54億ユーロを公的支援する計画。これに加え、民間部門から88億ユーロをプロジェクトに投資する。参加企業は計35社で、中堅・小規模企業および新興企業の8社も参加している。

「IPCEI Hy2Tech」は、水素技術のバリューチェーン(価値連鎖)全体を網羅する研究やイノベーション、実用化に向けた取り組みを支援するプログラムで、「水素生成」、「燃料電池」、「貯蔵、輸送、分配」、「最終消費」の4分野で構成されている。

また、「IPCEI Hy2Tech」は、「技術」、「インダストリー」、「インフラ」、「モビリティ」のカテゴリーを設けて認可の準備を進めており、今回は「技術」分野のプロジェクトを認可した。2022年秋頃には「インダストリー」分野のプロジェクトの認可が予定されている。

■ ドイツ関連4プロジェクトが認可

今回は、ドイツ連邦経済・気候省(BMWK)とドイツ連邦デジタル・交通省(BMDV)が支援する4プロジェクトも認可を受けた。

BMWKが支援するプロジェクトは、「BoschPowerUnits」と「Sunfire1500」の2件。「BoschPowerUnits」は、独自動車部品大手のボッシュが研究する固体酸化物をベースにした定置用燃料電池システムに関するプロジェクト。「Sunfire1500」は、水電解装置(エレクトロライザー)を開発する独サンファイヤーによるアルカリ水電解装置および固体酸化物形電解セル(SOEC)を用いた高温での水蒸気電解装置の量産化に向けた取り組み。

BMDVが支援するプロジェクトは、「Pegasus」と「NextGen HD Stack」の2件。「Pegasus」では、独商用車大手ダイムラー・トラックが、燃料電池トラック(トラクターとトレーラーの組み合わせ)による国境を越える貨物輸送の走行試験を実施する計画。「NextGen HD Stack」では、独エルリングクリンガー(EK)と仏プラスチック・オムニウム(PO)による燃料電池スタックの合弁会社EKPOフューエルセル・テクノロジーズが次世代の燃料電池スタックモジュールの開発・商品化、生産工程における二酸化炭素(CO2)排出量の削減に取り組む。

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