英政府統計局(ONS)が12日に発表した2022年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動分を除いた実質ベースで前期比0.1%減だった。マイナス成長となるのは21年1~3月期以来5四半期ぶり。物価高で個人消費が低迷したことなどが響いた。
個人消費は0.2%減となった。また、サービス業が新型コロナウイルス関連の支出が減ったことで0.4%減と振るわなかった。
英国では物価高が今後も経済を圧迫する見通しで、中央銀行のイングランド銀行は今月初め、英経済が「10~12月期から景気後退入りし、23年末までマイナス成長が続くという予測を示していた。