独自動車大手のメルセデスベンツは7日、充電時の認証を自動で行うプラグアンドチャージ(PnC)機能をプラグインハイブリッド(PHV)モデルにも導入したと発表した。対象車種は「Cクラス」と「Sクラス」、および新型「GLC」(オプション設定が必要)。工場出荷時に装備するほか、既存の「Cクラス」と「Sクラス」は無線更新(OTA)により同機能を追加できる。
PnCは電動車の充電に伴う認証や決済を自動化する技術。充電プラグを車につなぐだけで認証が済み、充電を開始できるため、アプリの起動や充電サービス会社の会員カードなどが必要な手動方式に比べて利便性が高い。
充電の実行や料金の計算などはメルセデス独自の充電サービス「メルセデス・ミー・チャージ」を通じて行う。車両と充電機器間の通信やデータ保護はISO15118規格に準拠している。
当初はイオニティが欧州全土に展開する1,800カ所以上、並びにドイツ国内の約700カ所にあるアラルの「Aral Pulse」急速充電ポイントで利用ができる。メルセデスはすでに完全電気自動車(BEV)の「EQS」と「EQE」にPnCを導入している。