独排気系部品大手のフリードリヒ・ボイゼンは15日、大手自動車メーカーから電気自動車用のバッテリーハウジングの大型受注を獲得したと発表した。受注規模は年数億ユーロとなる。
バッテリーハウジングは、2025年半ばに操業を開始する予定のハンガリー工場で生産する。新工場の建設に約1億3,000万ユーロを投資する。従業員数は最大400人を見込んでいる。生産面積は5万平方メートルを超える。
新工場は、ボイゼン・グループにとってこれまでで最大の規模となる。また、同社にとって、内燃機関車用の排気システムを生産しない初めての工場となり、電気自動車用のバッテリーハウジングのみを生産する。
ボイゼンは、代替駆動装置向けの製品を強化しており、2023年からは同社が開発した大型トラック向けの液体水素タンクの実証試験を開始する予定。