仏自動車大手のルノーグループは9月28日、英BPのオイルブランド「カストロール」との提携を2027年末まで延長すると発表した。アフターマーケット市場向けのエンジンオイルの共同開発と、全世界のグループディーラー網への供給を継続する。
提携の延長と合わせ、10月からは新開発した低粘度エンジンオイル「AN2022(Alliance Norm 2022))」の流通を開始する。同オイルは欧州連合(EU)の排ガス規制「ユーロ7」に対応しており、ルノー日産・三菱アライアンスの基準に合致するよう特別開発された。グループのルノー、ダチア、アルピーヌの各ブランドのディーラー網を通じて独占販売される。
ルノーグループは2020年からカストロールと提携し、アフターマーケット用のオイル製品を調達してきた。ルノーのF1チームは17年から同ブランドと提携している。