独コンチネンタル、ルーマニア工場をメガファクトリーに拡張

独自動車部品大手のコンチネンタルは15日、大型工場(メガファクトリー)へと拡張したルーマニアのティミショアラ工場が操業を開始したと発表した。ティミショアラ工場の拡張工事は、2006年の開設から3回目となる。同工場では、ディスプレーなどユーザーエクスペリエンスを高める革新的な製品を生産していく。今回の投資は約4,000万ユーロ。生産面積を7,000平方メートル以上拡張し、1万8,000平方メートルとした。

コンチネンタルによると、工場の大型化(メガファクトリー)は生産技術と生産規模の双方に関連している。例えば、大型ディスプレーの複雑な生産工程における迅速化と高品質化を進めるためには、大型工場での生産が経済性と技術面の両方において利点があると説明している。また、同社の顧客の高まる要求水準に対応するためには、工場のデジタル化、標準化、自動化により、生産の速度を高め、高品質を確保する必要があるという。

コンチネンタルによると、ティミショアラ工場では年1,700万個以上の電子部品を生産している。具体的には、エアバッグ/エアサスペンション/パワーステアリング用の制御ユニット、電子パーキングブレーキ、ダンピング、垂直スタビライザー、最新のディスプレーソリューション、ヘッドアップディスプレーなどを生産している。

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