西ゲスタンプ、1-9月期は81%の増益

スペイン自動車部品大手のゲスタンプが7日発表した2022年1-9月期決算の最終利益は1億8,300万ユーロとなり、前年同期の1億100万ユーロから81.2%増加した。売上高は30.9%増の76億9,700万ユーロ、営業利益(EBITDAベース)は20.8%増の8億4,700万ユーロと増収増益となった。純有利子負債は1億9,100万ユーロ減の22億6,600万ユーロに縮小した。

設備投資は2億4,200万ユーロ増の5億8,100万ユーロ。うち50%以上が電動車関連向けだった。

同社のフランシスコ・J・リベラス会長は今後について、「強まるインフレ圧力と、それを受けた政策金利の上昇、地政学的な問題などにより困難な市場環境が続く」と指摘。「引き続き収益性の確保とバランスシートの健全化に注力する」と述べた。

同社は2022年の業績見通しについて、12.5~13%の売上高営業利益率、2億ユーロ以上の営業キャッシュフローの確保を見込んでいる。

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