仏自動車部品大手のヴァレオは11月22日、2回目となるサステナビリティ連動債券(SLB)を発行したと発表した。発行額は7億5,000万ユーロ。利率(クーポン)5.375%の4年半満期で、償還期限は2027年5月28日。グローバル・コーディネーターはみずほ銀行とナティクシス、ブックランナーはクレディアグリコルCIB、CIC、シティバンク、みずほ銀行、MUFG、ナティクシスが担う。
ヴァレオは昨年7月、自動車業界で初めてSLBを発行した。発行額は7億ユーロ。利率1%で、2028年8月に満期を迎える。同社は50年までにカーボンニュートラル達成の目標を掲げており、中間点として30年までに45%削減を、25年末までに排出量を二酸化炭素(CO2)換算で37.95メガトンに抑える目標を掲げる。
サステナビリティ連動債は、調達した資金の用途を環境・社会の持続可能性に貢献する事業に限定したサステナビリティ債の一種。発行者が事前に定めた持続可能性目標を達成できなかった場合に利率が上がる仕組みとなっている。