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2022/12/9

企業情報 - 部品メーカー

日本電産、ノルウェーにバッテリー製品の合弁会社を設立

この記事の要約

日本電産(京都府京都市)は6日、ノルウェーの半固体リチウムイオン電池メーカーであるフレイヤー・バッテリー(FREYR Battery、以下、FREYR)とバッテリー製品の開発・製造・販売を事業とする合弁会社を設立したと発 […]

日本電産(京都府京都市)は6日、ノルウェーの半固体リチウムイオン電池メーカーであるフレイヤー・バッテリー(FREYR Battery、以下、FREYR)とバッテリー製品の開発・製造・販売を事業とする合弁会社を設立したと発表した。両社は2022年8月30日に合弁契約を締結していた。出資比率は、日本電産ヨーロッパが66.7%、FREYRが33.3%となっている。

合弁会社ニデック・エナジーは、オスロに本社/開発拠点を置き、ノルウェーのモー・イ・ラーナに生産拠点を持つ。合弁会社は2025年に量産を開始する予定。2027年からバッテリーモジュールおよびバッテリーパックの生産規模を年8GWh以上とし、2030年には量産規模を年12GWhまで引き上げる目標を持つ。また、2030年までに総額約1.27億米ドル以上を投資する計画があり、300人以上の雇用を創出できると見込んでいる。

FREYR は2018 年の設立。ノルウェーのモー・イ・ラーナに建設中の工場が2024 年に稼働する予定。同工場では、再生可能エネルギーを使用して、環境に配慮した半固体リチウムイオン電池(CO2 フリー電池)を製造する計画。

日本電産はFREYRとの戦略的提携により、クリーンな半固体リチウムイオン電池を安定的に供給することができるようになる。また、FREYR のバッテリーを使用したバッテリーエネルギー貯蔵ソリューション(BESS)を提供し、送電事業者向けの BESS分野での競争力を強化する。

日本電産は、送電事業者向けに再生可能エネルギーで発電した電力を蓄電し、安定的に供給することができるBESSを提供している。再生可能エネルギーを最大限に活用するためのBESSの需要は今後、大幅に拡大すると予想されている。

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