スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズ は2022年12月31日、自動運転技術のソフトウエアを開発する子会社ゼンセアクト(Zenseact)の出資比率をこれまでの86.5%から100%に引き上げ、完全子会社化したと発表した。中国の吉利控股集団(吉利グループ)傘下のモビリティ技術会社ECARX(億●通科技 ※●は、口へんに加)から残りの13.5%を取得した。手続きは12月31日に完了している。ゼンセアクトを完全子会社とすることで、所有権をさらに明確かつ簡素化する。これにより、将来のモデルに搭載するソフトウエア主体の車載機能を強化し、新技術のリーダーを目指すボルボ・カーズの戦略的方針を支えていく。なお、ゼンセアクトとECARXが進行中の協力に関する協議は予定通り継続していく。