スイスの自動車部品大手オートニウム、22年は6.1%増収

スイスの自動車部品大手オートニウムが20日発表した2022年通期(1-12月)の売上高は18億405万スイスフランとなり、前年に比べ6.1%増加した。主力市場の北米がけん引した。同社は増収の主な要因はインフレ調整によるものだとしている。

売上高を地域別にみると、北米が15.7%増の7億9,510万スイスフランに拡大した。同社が製品を供給する自動車モデルへの優先割り当てにより、北米工場の生産量が前年比で改善したことが大きい。南米・中東・アフリカも27.2%増の1億2,050万スイスフランと好調だった。

欧州は3.2%減の6億1,660万スイスフランに後退した。市場の縮小に伴う需要減少が響いた。アジアは中国でのコロナロックダウン(都市封鎖)に伴う生産停止が影響し、2.8%減の2億7,320万スイスフランと振るわなかった。

同社は最終決算を3月1日の年次報告会で発表する予定。

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