独自動車大手のBMWグループは3日、2025年から発売する予定の「ニュー・クラス」と呼ばれる電気自動車をメキシコのサン・ルイス・ポトシ工場で生産する計画を発表した。車両の生産ラインの増強と高電圧電池を組み立てる新施設の建設に8億ユーロを投資する。これにより同工場では約1,000人の新規雇用を創出できると見込んでいる。
BMWグループは5億ユーロを投資してサン・ルイス・ポトシ工場の敷地内に高電圧電池の新しい組み立てセンターを建設する計画。同施設の面積は約8万5,000平方メートルとなり、従業員500人超を新規雇用する予定。
BMWグループはまず、「ニュー・クラス」の生産を、2025年からハンガリーのデブレツェン工場でスタートし、続いて独ミュンヘンの旗艦工場でも開始する予定。サン・ルイス・ポトシ工場では2027年から「ニュー・クラス」の生産を開始する予定。
サン・ルイス・ポトシ工場は2019年に操業を開始した。現在は従業員約3,000人が勤務している。2023年4月からは第2シフトを導入する計画で、従業員数はさらに500人増える予定。