英自動車大手ジャガー・ランドローバー(JLR)は2月21日、自動運転技術の開発拠点を欧州の3カ所に新たに開設すると発表した。提携する米半導体大手エヌビディアと共同で、次世代のJLR車向けの自動運転システムの開発を進める。
JLRは米国、中国、欧州の6カ所に国際的な技術開発拠点を置いている。新たに独ミュンヘン、伊ボローニャ、スペインのマドリードに自動運転技術に特化した拠点を設置する。3都市を選んだことについては、デジタル分野の技術者を確保しやすいことなどを理由に挙げている。
JLRとエヌビディアは2022年2月、戦略的提携を発表し、次世代の自動運転システムやAI(人工知能)を活用した新サービスを共同開発する方針を打ち出していた。今回の新拠点設置は、同提携の一環となる。