ドイツの燃料電池メーカー、SFCエナジーはこのほど、ポーランドのセキュリティ会社Linc Polskaから燃料電池システムの追加受注を獲得したと発表した。監視カメラ用に燃料電池システム「EFOY Pro 2800」を供給する。受注総額は100万ユーロ超となる。Linc Polskaは、建設現場やイベント会場、産業プラントなどの大きな面積を監視するための移動式カメラタワー「iTower」を提供している。「iTower」は、クラウドを介して遠隔操作することができる。燃料電池システムは、従来のディーゼル発電機に比べ、騒音が小さく、窒素酸化物(NOx)や一酸化炭素(CO)、粒子状物質などの有害物質を排出しない利点がある。SFCエナジーは2021年から、Linc Polskaに製品を供給している。