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2010/2/12

総合 – 自動車産業ニュース

ルーマニアに自動車部品12社が工場建設か

この記事の要約

ルーマニア自動車製造者連盟(ACAROM)のStroe会長はこのほど、現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル(ZF)』に対し、欧州水準の自動車部品メーカー12社が国内で工場建設を検討していると明らかにした。ただ、各社とも経 […]

ルーマニア自動車製造者連盟(ACAROM)のStroe会長はこのほど、現地経済紙『ジアルル・フィナンチアル(ZF)』に対し、欧州水準の自動車部品メーカー12社が国内で工場建設を検討していると明らかにした。ただ、各社とも経済情勢が落ち着くまで計画を保留しているという。同会長は、12社の具体名について明らかにしていない。

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Stroe会長が『ZF』紙に語ったところによると、工場建設の目的は12社とも生産移管で、ルーマニアに初めて進出する企業も含まれるという。地域的には、東部は敬遠されがちだとしている。同会長は「ルーマニアの長所は賃金の安さと従業員の適応力の高さで、まだ優位性は高い」としつつ、「ドイツ、フランス、イタリアなどで昨年需要を喚起した新車買い替え奨励策が終了し、今年の自動車業界は厳しい」と述べ、12社による投資計画の年内実現は難しいとの見通しを示した。

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ルーマニアには過去10年間で自動車関連メーカーが多数進出。とくに過去3年間では伊ピレリが2012年までに計5億ユーロ、07年にクライオバの旧大宇工場を取得した米フォードが10億ユーロの投資計画を発表するなど、大型投資が相次いでいる。

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