独立系自動車ディーラー大手の独AVAGホールディング（アウクスブルク）の2009年8月通期連結決算（速報値）の売上高は12億3,000万ユーロとなり、前年から1％の増加にとどまった。買い替え奨励金の効果で主力市場のドイツで販売が急増したものの、小型車に人気が集中し平均単価が下がったことで売り上げは伸び悩んだ。経常利益は7％増の890万ユーロ、売上高利益率は0.68％から0.72％に改善した。
\グループ全体の販売台数（新車、中古車の合計）は前年から2,915台増の8万1,812台となった。
\ドイツ国内の販売は4万9,423台。このうち新車は3万6,763台（前年：3万1,095台）となり、前年に続いて市場シェアで1％を確保した。買い替え奨励金を通した新車販売は1万7,000台だった。
\ブランド別ではオペルの販売が最も多く、売上高に占める割合は58％に達した。AVAGのボルコウスキ社長は「1つのブランドに依存することはリスクが高い」と述べ、オペルブランドの売上高シェアを4割に引き下げる方針を示した。
\AVAGはドイツ、クロアチア、オーストリア、ハンガリー、ポーランドに計110の販売店を持ち、オペル、トヨタ、日産自動車、シボレーを中心に12メーカーのモデルを取り扱っている。
\2008/09年度決算の詳細は3月1日に発表される予定。
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