仏自動車部品大手のヴァレオが2月24日発表した2009年10-12月期決算は、純利益が5,600万ユーロとなり、前年同期の3億1,300万ユーロの赤字から一転して黒字となった。欧州諸国で導入された新車買い換え補助金制度が追い風となり、営業利益も前年同期の3,800万ユーロの赤字から1億1,600万ユーロの黒字に転換した。
\売上高は前年同期比21%増の21億1,400万ユーロ。地域別では欧州が21%増の13億2,900万ユーロ、アジアが31%増の3億4,600万ユーロだった。国別では中国が84%、ブラジルが71%と高い伸びを示した。
\ヴァレオは今年の見通しについて、上半期は欧州で自動車生産がやや減少するものの、アジアは一層の伸びが期待でき、北米も回復基調にあると指摘。10年の営業利益を前年の2倍程度に拡大することを目標にしていることを明らかにした。
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