仏ヴァレオのアシェンブロッシュ最高経営責任者(CEO)は11日、仏有力経済紙『レゼコー』のインタビューで、同社が進める事業再編の一環として事業の一部を売却する可能性があることを示唆するとともに、コスト削減のため欧州で人員削減を実施する意向を明らかにした。
\アシェンブロッシュCEOによると、従業員5万2,200人のうち600人を削減する方針で、うち約半数はフランス、残りはその他の欧州諸国が対象となる。削減は希望退職を募るほか、配置転換や新規採用の抑制による自然減で達成を目指す。
\事業売却については、「常に検討している」として、数カ月以内に実施する可能性を示唆した。アシェンブロッシュCEOの前任者だったモラン氏は、2010年中に20億ユーロ相当の事業を売却する計画を打ち出していたが、アシェンブロシュCEOは昨年9月、計画は実現不可能として見直す方針を示している。
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