欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は19日開幕したハノーバー国際産業技術見本市(ハノーバーメッセ)に電気自動車(EV)タクシーのコンセプトモデル「ミラノタクシー」を出展した。1950年代のVW「サンババス」をモチーフにした、黒と緑を基調にしたデザインが特徴。トランクルームをなくし後部座席を後方に配置する一方、助手席部分に荷物を置けるようにした。
\同モデルの全長は3.73m、幅1.66m、高さ1.60m。後部座席が後ろの方に配置されているため、足元の空間はゆったりとしている。助手席側のドアはスライド式で進行方向に開く仕組み。
\電気モーターの出力は50kW(大出力85kW)で最高時速は120km。リチウムイオン電池の蓄電容量は45kWhで、航続距離は最大300kmとなっている。
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