「上海万博2010」のドイツパビリオンが完成し、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は14日に展示車両などの引き渡し式を行った。ドイツ館で展示するのは高級セダン「フェートン」やコンパクトバン「トゥーラン」など6台。VWはまた、上海万博の公式車両サプライヤーとして、隣国オーストリアのパビリオンに4台、独貿易振興会と独領事館にも計9台を提供する。
\VWの展示内容は上海万博のテーマである「ベターシティ、ベターライフ(より良い都市、より良い生活)に沿ったもので、持続可能社会の実現に向けた環境性能の高い自動車をプレゼンスする。
\VW中国法人のヴィンフリート・ファーラント社長は「上海万博のドイツパビリオンはこれまでのドイツ館としては最大規模。ドイツと中国で最大手のVWがドイツパビリオンを支援するのは当然だ」と述べた。また、「長期的な発展はエネルギー資源の効率的な利用なしには考えられない。VWは世界で最も環境にやさしい自動車メーカーを目指している」とし、環境車の開発に力を入れていることを強調した。
\VWは万博開催の6月に、世界の報道関係者を対象に同社の電気自動車やハイブリッド車の試乗会も実施する計画だ。
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