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2010/5/21

企業情報 - 部品メーカー

印ミンダ、欧州事業を再編成

この記事の要約

インドの自動車部品メーカー、ミンダ・グループは欧州事業を再編した。欧州法人(ミンダ・ヨーロッパ)のパウル・ドミニク・チャルネツキ社長によると「財務、買付、販売、品質管理部門を欧州法人に集約した」。同社は欧州事業の強化に向 […]

インドの自動車部品メーカー、ミンダ・グループは欧州事業を再編した。欧州法人(ミンダ・ヨーロッパ)のパウル・ドミニク・チャルネツキ社長によると「財務、買付、販売、品質管理部門を欧州法人に集約した」。同社は欧州事業の強化に向けて企業買収を進めており、重複業務を集約することで合理化と競争力を高めたい考えだ。独業界紙『アウトモビールボッヘ(オンライン版)』が報じた。

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ミンダ・グループは2007年に独射出成形部品メーカーのKTSN(ザクセン州ピルナ)を傘下に収めた。翌08年には独自動車用樹脂部品メーカーのシェンク・プラスチック・ソリューション(現ミンダ・シェンク。本社エスリンゲン)を買収。09年にミンダ・シェンクを通して独ALUオートモーティブ(ヘムホーフェン)を買収したのに続き、ポーランドのテクトロ・ポルスカを傘下に収めた。これにより、欧州拠点はドイツ3カ所、ポーランド1カ所とチェコ1カ所に拡大した。

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ミンダ・グループは今期の売上高で1億500万ユーロを見込む。その9割は自動車関連事業によるものという。チャルネツキ社長によると、欧州拠点の従業員数は1,000人を超え、このうちドイツ拠点が700人以上を占める。同社長は「我々はドイツ拠点の競争力を確信している。ドイツの職場を削減することは考えていない」と述べ、エスリンゲンとピルナの両拠点への投資を強化する方針を示した。

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