独自動車部品大手のボッシュが自転車用の電動システム事業に参入する。カナダのドレル・インダストリーズ傘下にあるサイクリング・スポーツ・グループ(CSG)の米自転車ブランド、キャノンデールに同社が開発した第1世代の電動駆動システムを供給する。キャノンデールは9月1~4日にドイツのフリードリヒスハーフェンで開催される自動車見本市にボッシュのシステムを搭載した電動アシスト自転車を世界初公開する。
\ボッシュの自転車用電動システムは電気モーター、制御装置、駆動装置、センサー、バッテリーパック、操作用コンピューターで構成される。3つのセンサーがペダルを踏み込む力の強さや頻度、走行速度からアシストの具合を調整する。また、アシストの強さは4段階から選ぶことができる。ドイツのロイトリンゲン工場で生産する。
\ボッシュは自動車部品や電動工具事業などで培ったノウハウを自転車電動システムの開発に投入した。コンパクトな造りが特徴で、自転車メーカーにとってはデザインの幅が広がる利点があるとしている。
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