米リチウムイオン電池セルメーカーのボストン・パワーと独バッテリーシステムメーカーのBMZ Batterien-Montage-Zentrumは5月27日、リチウムイオン電池の生産・販売で協力すると発表した。BMZが、ボストン・パワーから「ソナタ(Sonata)」セルと「スウィング(Swing)」セルを調達してリチウムイオン二次電池を生産し、世界市場で販売する。
\「ソナタ」セルは、ノートパソコンやデジタルカメラなど携帯機器の18650型リチウムイオン電池として広く使われており、寿命が長いほか、充電時間が短いなどの利点がある。同セルを使用したバッテリーの耐用充電回数は1,000回で、30分で容量の80%まで充電できる。
\「スィング」セルを使用したバッテリーは主に電動スクーターや電動バイク、ハイブリッド車への採用を見込んでいる。電力容量は420kWh/リットル、耐用充電回数はフル充電で1,000回、90%の充電では2,000回となっている。
\ボストン・パワーのセルは北欧5カ国(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランド)共通の環境ラベル「ノルディック・エコラベル」および中国の環境ラベル(CEC=China Environmental United Certification Center)を取得している。
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