スウェーデンの商用車メーカー、ボルボ・バスは5月28日、ハイブリッドバス2車種の量産を開始すると発表した。
\量産を開始するのは、全長12メートルの大型バス「ボルボ7700ハイブリッド」とダブルデッカーの「ボルボB5Lハイブリッド」。「ボルボ7700ハイブリッド」はポーランドのブロツワフ工場で、「ボルボB5Lハイブリッド」はスウェーデンのブーロース工場でそれぞれ組み立てる。なお、「ボルボB5Lハイブリッド」の車体は北アイルランドのライトバスが生産する。
\ボルボのハイブリッドバスは、エンジンとモーターが車輪を駆動するパラレルハイブリッド方式を採用している。この方式では二つの駆動力を状況に応じて使い分けることができるため、エネルギー効率が良いという利点がある。また、ハイブリッド車は複数の動力源を搭載することに伴う重量増が課題となっているが、ボルボでは内製部品の比率を引き上げることにより軽量化を実現した。これにより、燃費は最大で35%向上、二酸化炭素の排出量も35%削減することができたという。
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