スウェーデンの商用車大手ボルボは6月11日、インドの同業アイシャー・モーターズとの合弁会社、ボルボ・アイシャー・コマーシャル・ビークルズ(VECV)が、エンジンの生産能力を拡大すると発表した。4億8,000万クローナ(28億8,000万ルピー)を投じてインド中部マディヤプラデシュ州のピタンプール工場に新工場棟を建設し、生産能力を現行の約3倍に引き上げる。
\新工場棟は2012年後半に稼動し、ボルボの中型トラック用エンジンを生産する。新工場棟の稼動により、ピタンプール工場のエンジン生産能力は年4万基から12万5,000基に拡大し、VECVは商用車向けエンジンメーカーとしてインド最大手になる。
\ボルボは米国の「EPA2010」や、日本の「ポスト新長期規制」、欧州の「ユーロ5」、「ユーロ6」といった排ガス規制に対応するため新型エンジンの生産能力を強化しており、日本の上尾(埼玉県)とヴェニスィウ(フランス)のエンジン工場にも計4億6,000万クローナを投じる計画だ。
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