独自動車部品大手のコンティネンタルは急ブレーキをかけるタイミングを逃しても事故を回避できるようドライバーを補助する緊急事態操舵アシストシステム(ESA: Emergency Steer Assist)の開発を進めている。テスト期間を経て、2~3年以内の量産化を見込んでいる。
\同システムでは、すでに実用化されている車間距離制御装置(ACC)のレーダーセンサーや、ヘッドライトライトの制御システムに使用されているビデオ画像やカメラシステムなどを組み合わせて状況を分析し、衝突の危険を回避するよう運転をアシストする。
\最終的な操舵やブレーキの判断はドライバーに委ねられ、ドライバーの運転に反応して、数ミリ秒単位で最適なアシスト方法をはじき出すという。
\同社の開発担当者はESAの開発について、「ドライバーがスピードを出しており、急ブレーキをかける最後のチャンスを逃したとしても、運転操作などで事故を回避できる可能性はある」と指摘、この分野のアシストシステムは研究の余地があるとの見解を示している。
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