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2010/7/30

企業情報 - 部品メーカー

独エーベルスペッヒャー、軽量化技術を強化

この記事の要約

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは28日、英国の技術開発会社リカルドのドイツ法人から吸排気システムの軽量部品を生産する事業子会社プロトテヒニックを買収すると発表した。メディア報道によると、 […]

自動車の排気系部品や暖房システムを製造する独エーベルスペッヒャーは28日、英国の技術開発会社リカルドのドイツ法人から吸排気システムの軽量部品を生産する事業子会社プロトテヒニックを買収すると発表した。メディア報道によると、取引価格は200万ユーロとされている。

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プロトテヒニックは1985年の設立で、従業員数は約80人。2003年にリカルドの傘下に入った。吸排気システムや排ガス後処理システム、パイプシステムを得意分野とし、乗用車・商用車のほか、特殊車両、オートバイ、レース車両向けにもプロトタイプや特注部品を開発・生産してきた。アルミニウムやチタンを材料とした軽量部品の製造で豊富なノウハウを持ち、例えば、ポルシェの「911 GT3 RS」にチタン製マフラーを供給した実績を持つ。

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エーベルスペッヒャーは同社の部品軽量化技術を生かし、製品の拡充や新市場の開拓を進める方針。新子会社としてプロトテヒニック(Prototechnik GmbH & Co.KG)をシュヴェービッシュ・グミュントに設立し、軽量化部品や特注部品の生産の中核拠点とする。同社は独立した企業として従来事業を継続する。

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