ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した2010年7月の乗用車新車登録は23万7,428 台となり、前年同月に比べ30.2%減少した。昨年は新車への買い替え奨励金制度が導入されたため販売が急伸していた背景があるが、同制度の影響がなかった2008年7月比でも9.6%減となっている。
\カテゴリー別では奨励金利用者に人気が高かった最少のミニクラスが前年同月に比べ50%以上落ち込んだ。一方、上級中級車(21.7%増)やオフロード車(37.8%増)、スポーツカー(18.6%増)など中型以上のモデルや高級車の販売が好調だった。
\ブランド別に見ると、高級車メーカーはポルシェが14.3%増、メルセデス・ベンツが8.1%増、BMW/MINIも3.7%増と前年実績を上回った。ただ、アウディは8.4%減と他社と比べて振るわなかった。一方、オペル(43.5%減)、フォード(38.6%減)、フォルクスワーゲン(33.9%減)など奨励金制度の恩恵で昨年は販売を伸ばしたメーカーは大幅に落ち込んだ。
\日本メーカーは、ダイハツ(68.0%減)、スズキ(59.4%減)、スバル(50.1%減)、ホンダ(48.2%減)、トヨタ/レクサス(46.7%減)、三菱自(28.6%減)、マツダ(28.0%減)、日産/インフィニティ(20.3%減)、といずれも2ケタの減少となった。
\ただ、1~7月の累計では日産/インフィニティが17.7%増の3万5,873台とプラスを確保している。
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