ドイツ連邦陸運局（KBA）が2日発表した2010年8月の同国の乗用車新車登録は、20万885台となり、前年同月に比べ27.0％減少した。前年同月は新車購入補助金制度の効果で販売が急増していた背景があるが、2008年8月と比べても6.3％減に落ち込んでいる。
\カテゴリー別では、スポーツカーが64.9％増、オフロード車が31.3％増と大きく伸びた。ブランド別では、高級スポーツカーメーカーのポルシェが64.2％増の811台、オフロード車メーカーのランドローバーは63.1％増の587台と大幅な2ケタ成長となった。高級車ブランドのアウディも4.7％増の1万5,766台とプラス成長を確保した。
\日本メーカーでは、三菱自動車が30.9％増、スバルが13.2％増と大幅に伸びた。このほかは、ダイハツが41.1％減の460台、トヨタ／レクサスは34.5％減の6,540台、ホンダは33.2％減の2,317台、マツダは32.4％減の3,302台、日産／インフィニティは30.0％減の4,345台と、いずれも2ケタの減少率となった。
\新車登録全体のうち、排ガス規制「ユーロ5」の条件を満たしたモデルは全体の70％を超えた。新車購入補助金の終了により小型車の販売が減少したものの、走行1km当たりの平均二酸化炭素（CO2）排出量も150グラムに改善した。ディーゼル車の割合は39.3％、法人需要は全体の54.6％を占めた。
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