コンサルティング・ITサービスで世界的大手の仏キャップジェミニは2日、ブラジルのITサービス大手CPMブラキスの株式の55%を5億3,300万レアル(2億3,300万ユーロ)で取得することで合意したと発表した。これにより急成長が続くブラジル市場におけるプレゼンスを強化する。キャップジェミニは10月の買収手続きの完了を見込む。CPMの残り株式45%についても取得できるオプションを獲得した。
\CPMはITインフラの統合や管理を得意とするほか、IT関連のアウトソーシング事業も手がける。金融のほか、電気通信、製造、エネルギー供給業界にも顧客を持ち、ブラジル国内の大手企業約200社をサポートしている。従業員数は5,500名。
\キャップジェミニによると、ブラジルのITサービス業界は南米市場(230億米ドル)において47%のシェアを占めている。ブラジルは2014年まで年平均10%の経済成長が見込まれており、同社は今回のCPM買収で同地での事業をさらに強化する。
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