独商用車メーカーMANのフランク・ルッツ財務担当取締役は21日、今年の販売が11万5,000~12万台となり、従来予想の10万台強を大幅に上回るとの見通しを明らかにした。昨年末から受注が好調で、売上高は通期で約150億ユーロ(2009年:約120億ユーロ)、売上高利益率は当初予想の6%を超える見通し。同取締役は上半期(1-6月)決算で示した予想は保守的すぎると述べ、7-9月期の決算発表で業績予想を上方修正する方針を示した。
\通期販売で、ブラジルが6万台以上、欧州は5万台以上、インドは約3,000台となる見通し。南米では2009年初め、MANに約30%を出資する独フォルクスワーゲン(VW)からブラジルの商用車子会社を買収し、現在は、VWの商用車ブランドを販売しているが、2011年からはMANブランドのトラックも南米市場に投入する計画。ブラジルでは大型トラック市場で約30%のシェア獲得を目指す。
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