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2010/11/5

一般・技術・その他 (旧)

VW、「ジェッタ」のハイブリッド車ではスポーティーな走りを強調

この記事の要約

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、「ジェッタ」のハイブリッド車モデルではスポーティーな走りを前面に打ち出していく戦略のもようだ。VWは欧州市場では2012年に、ガソリンエンジンを搭載したジェッタのハイブリッド車 […]

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、「ジェッタ」のハイブリッド車モデルではスポーティーな走りを前面に打ち出していく戦略のもようだ。VWは欧州市場では2012年に、ガソリンエンジンを搭載したジェッタのハイブリッド車を投入することを計画している。

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3日発行の英『Autocar』誌(電子版)によると、ジェッタのテクニカルプロジェクトマネージャーであるミヒャエル・ヒンツ氏は、ハイブリッドシステムはパフォーマンスの向上または効率改善のいずれかに活用できると説明したうえで、「当社にはハイブリッド技術でトヨタやホンダのような豊富な経験はない」と述べ、同技術で先行する日本メーカーとは異なる戦略で消費者の関心を引き付ける意向を示した。

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VWは今年1月にデトロイトで開催された北米国際自動車ショーに出展したコンセプトカー「ニューコンパクトクーペ(NCC)」でハイブリッドシステムを披露している。同モデルは4気筒直噴ターボのガソリンエンジン(出力110kW/150PS)と電気モーター(同20kW/27PS)を搭載し、変速機には7速のデュアルクラッチトランスミッションを採用。最高速度は227km/h、0~100km/hの加速性能で 8.6秒を達成している。

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