欧州自動車工業会(ACEA)が16日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の10月の新車販売(登録)台数は102万7,036台となり、前年同月から16.6%減少した。多くの国で新車買い替え奨励策が終了した影響で、7カ月連続の低迷となった。
\国別ではオランダ、ポーランドなど15カ国で販売が伸びたが、主要市場のドイツ、フランス、イタリア、スペイン、英国は軒並み2ケタの減少。とくにスペインが37.6%減と大幅な落ち込みとなった。
\主要メーカーで販売増を記録したのは独BMWのみ。最大手の独フォルクスワーゲン(VW)が11.3%減となるなど厳しい状況となった。とくに伊フィアットが32.9%減、米フォードは29.5%減と不振が目立った。日本車は三菱自動車が43.2%増となったほかはいずれも低迷。トヨタは28.7%減、日産は9.3%減、スズキは23.9%減、ホンダは33.3%減、マツダは22.9%減だった。
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