独自動車工業会（VDA）の発表によると、ドイツメーカーの2010年10月の乗用車国内生産は50万1,200台となり、前年同月に比べ1％減少した。輸出は37万7,800台と3％増加した。1～10月の累計では、国内生産が前年同期比12％増の416万6,900台、輸出は同27％増の351万4,100台にそれぞれ拡大した。
\一方、商用車の10月の国内生産は3万4,820台となり、前年同月を31％上回った。6トン超の大型トラックが129％増の1万3,180台と大幅に伸びた。6トン以下は4％増の2万890台、バスは前年同月から横ばいの750台にとどまった。1～10月の累計では、全体で前年同期比41％増の28万3,590台に拡大。6トン以下が37％増の18万6,140台、6トン超が57％増の9万2,040台にそれぞれ伸びた。バスは13％減の5,420台に後退した。
\ \■ 独自動車メーカー、米国販売が好調
\ \ドイツ自動車メーカーの米国販売が好調だ。VDAの発表によると、ドイツメーカーの2010年10月の米国販売は、乗用車が前年同月比6.6％増の5万5,713台となり、米国市場全体の伸び率（3.1％増の43万6,354台）の2倍の成長率を確保した。1～10月の累計では約12％増の55万1,449台となり、市場全体の伸び率（4.3％）の3倍の伸びを示した。1～10月までの市場シェアでは0.8パーセントポイント増の11.7％を確保した。
\軽商用車の販売も好調で、10月は34.3％増の1万7,837台に拡大。米国市場全体の伸び率（23.1％）を大きく超えた。1～10月の累計でも、前年同期比26.5％増の16万8,510台となり、市場全体の伸び率（17.4％）を上回った。
\乗用車と軽商用車を合わせたライトビークルの販売をみると、ドイツメーカーは1～10月に前年同期比15％増の約72万台を販売し、市場全体（10％増の約954万台）の成長を超える伸びを示した。同セグメントの市場シェアは7.5％となり、10月単独では7.8％を確保した。
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