鉄鋼世界最大手のアルセロールミタル (ルクセンブルク)は、新鋼材「Usibor」の需要が今後高まると見込んでいる。軽量鋼材のUsiborは二酸化炭素(CO2)排出量の削減に寄与するほか、強度に優れるため安全性も確保できる。これまではメルセデス・ベンツの「Sクラス」や新型「Eクラス」など主に高級車に使用されていたが、排ガス規制の厳格化を受けて、今後は量産車にも採用が広がると予想している。同社のマーケティング事業を統括するJean-Martin Van der Hoeven氏が独『オートモビルボッヘ』紙に明らかにしたところによると、Usiborはフォルクスワーゲン(VW)の新型プラットフォーム「MQB(Modularer Quer-Baukasten)」に将来、採用される予定という。
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