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2010/12/10

欧州自動車短信

ティッセンクルップ、サンドイッチ方式の軽量素材を開発

この記事の要約

鉄鋼大手のティッセンクルップ・スティール・ヨーロッパ はこのほどドイツのエッセンで開催されたプレスフォーラムで、厚さ0.4~1mmのポリマー複合材料(PE/PA樹脂)を0.2~0.25mmの鉄鋼板2枚で挟む方式の軽量素材 […]

鉄鋼大手のティッセンクルップ・スティール・ヨーロッパ はこのほどドイツのエッセンで開催されたプレスフォーラムで、厚さ0.4~1mmのポリマー複合材料(PE/PA樹脂)を0.2~0.25mmの鉄鋼板2枚で挟む方式の軽量素材を発表した。コストを少なくとも30%低減でき、重さはアルミニウムと比べても最大で10%増えるだけとしている。同素材は床や屋根、ドア、ボンネットなど幅広い部品に使用でき、自動車1台当たり約80kgの軽量化が見込めるという。また、中心部のPE/PA樹脂は210℃までの高温環境に対応しており、陰極電着塗装も可能という。同社は量産化に向け、2011年下半期にドイツのドルトムントにパイロットプラントを建設する計画。同プラントでは、プロトタイプ生産に加え、小規模量産もできる。

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