ドイツポスト傘下の物流大手DHLは20日、航空・海上貨物輸送子会社DHL Global Forwardingが自動車業界向けに新たな車両輸送ソリューションを開発したと発表した。新たに開発したのは折りたたみ式輸送ボックス「C3SB」と2段積みラックの2種類(いずれも特許取得済み)で、自動車を安全かつ迅速に輸送できるとしている。
\DHLの新ソリューションは高い安定性を誇り、悪路(陸輸)や高波(海輸)、乱気流(空輸)などによる揺れによって車両や構造物が損傷しないよう独自の工夫が凝らされている。
\C3SBは従来モデル(C2SB)を改良したもので、家庭用の折りたたみ式キャリーボックスが開発のヒントになった。自動車輸送後に空になったボックスは折りたたんで積み重ねることができるため、スペースを有効活用できる。
\2段積みラックは、上段を自由に傾斜できるようにしたことが特長。従来式では1コンテナに1台しか入らなかったセダンが2台収納できるようになったため、Boeing747型機で輸送する場合、これまでの1台分のスペースで2台を輸送できるなど、輸送効率が飛躍的に高まった
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