仏自動車部品大手のフォルシアが8日発表した2010年12月期(通期)連結決算は、純損益が2億200万ユーロの黒字となり、前の期の4億3,400万ユーロの赤字から黒字に復帰した。世界的な自動車需要回復に加えてコスト削減策が奏効し、営業損益も9,200万ユーロの赤字から4億5,600万ユーロの黒字に転換した。
\総売上高は前の期比48%増の137億9,600万ユーロに拡大。うち製品売上高は41%増の106億9,600万ユーロだった。地域別売上高で見ると、主力の欧州が22%増の70億4,300万ユーロ、北米が111%増の19億4,500万ユーロ、南米が98%増の5億5,700万ユーロ、アジアも85%増の9億6,800万ユーロといずれも大幅な増収となった。
\フォルシアは11年通期の業績について、総売上高で148億~153億ユーロ、営業利益で5億8,000万~6億4,000万ユーロを見込んでいる。
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