インドのルイア・グループは2月15日、2009年に倒産した自動車用ボルトメーカーのアキュメント(ノイヴィート)の残り4事業所をすべて買収した。アキュメントの独5拠点のうちデュルプハイム(バーデン・ビュルテンベルク州)は昨年12月、マグナ・インターナショナルが買収している。これでアキュメントの独工場は全て売却された。
\アキュメントは工業用ファスナー大手アキュメント・グローバルテクノロジーズの独法人で、自動車用締結部品(リベット、ボルト、ナットなど)に特化している。同社はさきの金融・経済危機に端を発する自動車不況の直撃を受けて業績が急速に悪化。09年8月に会社更生手続きの適用を申請した。
\同社は倒産後、管財人のもとで再建に取り組んできた。リストラ策が奏功し、業績が改善、人員削減規模も当初計画より100人少ない326人にとどまっていた。
\ルイア・グループが今回買収したのは、ノイス、ベッキンゲン、ノイヴィート、シュロッツベルクの4工場とケルンにある物流センター。アキュメントは、社名をルイア・グローバル・ファスナーズに変更した。
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