仏プジョーは、都市居住者向けのカーシェアリングシステム「Muバイプジョー」のサービス地域を拡大する方針だ。2月26日付けの『オートモーティブ・ニューズ・ヨーロッパ』紙が伝えた。
\Muバイプジョーは、乗用車だけでなくスクーターや自転車、軽商用車両やアクセサリーを網羅するシェアリングシステム。パリ、ロンドン、マドリッドなど欧州8都市でサービスを展開している。プジョーのマーケティング部門でMuバイプジョー事業の責任者を務めるピエール・ブジェヤ氏によると、今後は人口30万人以上の都市を中心にサービス地域を拡大し、2013年末までにカーシェアリング市場でトップ企業への仲間入りを目指すという。
\欧州自動車メーカーでは、BMWとダイムラー傘下のスマートが、カーシェアリングサービスを提供している。BMWはドイツのミュンヘンで1年間のパイロットプログラムを実施。スマートは、「Car2Go」というサービスをドイツのウルムと米テキサス州オースティンで展開している。
\調査会社のフロスト&サリバンによると、カーシェアリングの利用者は16年までに欧州で550万人、米国では440万人に増える見通しという。
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