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2011/3/11

企業情報 - 自動車メーカー

ルノー、EV「トゥインゴ」を14年下半期にも発売

この記事の要約

仏自動車大手のルノーは2014年下半期に小型車「トゥインゴ」のEVモデル「トゥインゴZ.E.」を発売する計画だ。ルノーのイタリア事業を統括するジャック・ブスケ(Jacques Bousquet)氏がローマのイベントに参加 […]

仏自動車大手のルノーは2014年下半期に小型車「トゥインゴ」のEVモデル「トゥインゴZ.E.」を発売する計画だ。ルノーのイタリア事業を統括するジャック・ブスケ(Jacques Bousquet)氏がローマのイベントに参加した際に明らかにしたもので、ダイムラーとの協力によりトゥインゴのEVモデルの発売が早まりそうだとコメントした。

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「トゥインゴZ.E.」はルノーにとって5番目のEVモデルとなる。同氏はこのほか、ワゴン「カングー Z.E.」に続いて、軽商用車のEVラインアップをさらに広げる計画もあるとした。

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同氏によると、EVモデルの販売価格(フランス市場)は、今年半ばに発売予定のセダン「フリューエンスZ.E.」の車両価格は2万6,000ユーロ(税込み)。これにバッテリーパックのリース料金(期間:36カ月)として79ユーロ/月が加わる。同時期に発売予定の「カングー Z.E.」は税抜き価格で2万ユーロとなり、バッテリーパックは72ユーロ/月で提供する。フランス政府の助成制度(5,000ユーロ)を利用すると、カングー Z.E.の小売価格は1万5,000ユーロとなり、同モデルのディーゼル車と同じ水準になるという。

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2シーターの超小型EV「トゥイジー」はフランスで12月に発売し、イタリアでは2012年1月に発売する計画で、価格は6,990ユーロ(税込み)プラス45ユーロ/月のバッテリーリース料金を予定している。

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2012年半ばに発売予定の小型車「ゾエZ.E.」については価格を未公表とした。

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同社では、欧州のEV市場規模が2020年までに新車需要の約10%に拡大すると見込んでいる。

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