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2011/3/11

企業情報 - 部品メーカー

独ランクセス、トウモロコシ由来のゴム素材を開発

この記事の要約

独化学大手のランクセスは、米国の再生可能化学品・先進バイオ燃料メーカーGevoと共同でトウモロコシを原料とするイソブテンの開発に取り組んでいる。イソブテンは、タイヤのインナーチューブなどに使用されるブチルゴムの製造に使わ […]

独化学大手のランクセスは、米国の再生可能化学品・先進バイオ燃料メーカーGevoと共同でトウモロコシを原料とするイソブテンの開発に取り組んでいる。イソブテンは、タイヤのインナーチューブなどに使用されるブチルゴムの製造に使われており、従来は石油を原料としている。

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Gevoは、トウモロコシを発効させてイソブチルアルコールを精製する技術を開発。ランクセスは脱水反応により、このイソブチルアルコールからイソブテンを精製する技術を開発した。

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ランクセスはすでに、本社のあるドイツのレバクーゼンでイソブテンを小規模生産している。さらに、バイオマス由来の同製品はタイヤメーカーの厳しい品質要求を満たすことも確認したとしている。

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ランクセスはGevoの株式の9.1%を保有しており、両社はバイオ由来のイソブチルアルコールを一定量、10年間にわたり独占的に供給・購入することで基本合意した。今後、詳細を詰め、最終合意を目指す。

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