独高性能樹脂メーカーのライス・ポリテクニック(Leis Polytechnik)はこのほど、新たな高性能樹脂ポリエーテル・エーテル・ケトン(PEEK)を開発した。摩擦特性や耐熱性に優れるため、エンジン部品などに使用できる。
\新製品は、独化学大手エボニック・インダストリーズのPEEK樹脂「ベスタキープ PEEK」をベースにしたもので、動摩擦係数は0.18と、同係数が0.3を超える比較可能な従来製品と比べ大幅に小さい。耐熱性にも優れ、最大260度の高温環境でも使用できる。
\新製品は「Triboforce PEEK C2301」の商品名で、同社とエボニックがそれぞれ世界販売する。
\ライス・ポリテクニックは1991年の設立で、金属部品の代替材料となる高性能樹脂の開発・生産を得意とする。ドイツ南西部のラムシュタイン・ミーゼンバッハに本社を置く。
\