ロシア政府は6日、自動車買い替え支援策を延長すると発表した。予算を50億ルーブル(1億7,700万米ドル)上積みし、今年末まで実施する。同措置は3月末で終了していたが、プーチン首相が先ごろ、期間を延長する方針を示していた。
\政府は自動車産業支援の一環として昨年3月に乗用車の買い替え奨励制度を導入。購入後10年を経過した車を廃車にして、国産の新車に買い換える人に5万ルーブルを支給するという内容で、販売低迷に苦しんでいたアフトワズなどロシア自動車メーカーの業績回復に大きく貢献した。
\欧州ビジネス協会(AEB)がまとめた3月のロシア新車販売は、前年同月比77%増の22万3,429台に増加した。1~3月の累計でも51万7,304台と77%の急増を示した。AEBでは新車市場の規模は2012年に290万台となり、金融危機以前の水準を回復する可能性が高いとの見方を示している。
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