欧州自動車工業会(ACEA)が19日発表したEU(マルタ、キプロスを除く25カ国)の2011年3月の乗用車新車登録は155万8,915台となり、前年同月に比べ5.0%減少した。フランス(6.1%増)とドイツ(11.4%増)でプラス成長となった一方、英国は7.9%の減少、イタリア(27.6%減)とスペイン(29.1%減)は大幅な2ケタ減となるなど国によってバラツキがあった。1~3月の累計は2.3%減の358万3,185台だった。
\主要メーカーの3月の登録台数は、最大手のフォルクスワーゲン(VW)グループが3.8%増となったほか、BMWグループも7.0%増とプラスを維持した。フランス勢はPSAグループが6.9%減、ルノーグループが14.6%減となるなど振るわず、イタリアのフィアットグループも20.2%落ち込んだ。日本車はトヨタが0.8%増、日産が33.7%増、三菱自が31.7%増と伸びた一方、スズキ(10.2%減)、ホンダ(13.6%減)、マツダ(29.7%減)は前年実績を下回った。
\3月は、英国の新車販売が36万6,601台とEU加盟国では最大となった。1~3月の累計ではドイツの76万3,403台が最も多かった。
\