中国車に対するドイツ人の評価は意外に高いようだ。独市場調査会社がこのほど発表した調査結果によると、4人に1人が中国車を購入してもよいと考えていることが明らかになった。
\この調査は市場調査会社プルス(Puls)が、中古車販売情報サイトgebrauchtwagen.deの委託で実施したもので、自動車の購入を考えている1,000人を対象にアンケートした。これによると、「中国車の購入を検討してもよい」と答えた人は全体の24.2%に上った。そのうち、30才以下の人で28.8%、すでにアジア系メーカーの自動車を保有している人では39.7%に達した。また、「中国メーカーが市場性のある電気自動車を開発・生産する能力がある」と回答した人は60%に上った。
\一方で、中国車の「ビルドクオリティに不安がある」(75%)、「安全面に問題がある」(68.4%)など品質・安全面を不安視する声や、「販売代理店や修理工場が少ない」(31.3%)などの問題点を指摘する声が目立った。また、中国車を購入しない理由として「ブランドイメージの欠如」を挙げた人は41.2%、「デザインに魅力がない」が31.3%だった。
\gebrauchtwagen.deの運営会社のアーノルド社長は、6割の人が中国メーカーにはEVを開発・生産できる能力が十分にあると考えていることついて、「中国メーカーはドイツのEV市場で一定の地位を築くチャンスがある」と語った。
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